美品 整備品の東芝TRY X1800
商品の説明
比較的珍しい機種だと思っていましたが、此方に出品するのはこれで6台目です。
何度か此方で触れましたが、この時期の東芝のラジオは密閉度が高く、耐久性が高いので経時劣化が少ない様です。
発売は74年、価格は¥19800と結構高価でした。
既にソニーは74年には 縦型BCLラジオの最初の大ヒットスカイセンサー5800を発表済。一方の雄、ナショナルは音質重視を前面に出したクーガ8、アウトドア仕様を訴求したジャイロアンテナのクーガ7とこれもまた続け様にヒットを出していた頃です。
この様なマーケットを見ながら東芝が送り出したのがこのモデルで結構力の入ったモデルだったろうと思います。流行の縦型、如何にも大きなスピーカーが納められていそうな大きなスピーカーグリル、金メッキのドームから先端を出したロッドアンテナ等、少なくともデザインは凝ってます。
一方で機能面で冒険している部分は非常に少なく、僅かにFM選局時に無放送帯でのサーッというノイズをカットするミューティングスイッチがあるのみ。トーンコントロールはシングルだし、他の機能は5年前にはワールドボーイ辺りで全て使われていた物ばかりです。
では音質か感度で勝負を挑んだかと言うと、使われているのはφ9.2cmのアルニコ型スピーカー一本のみ(但し磁気回路は結構強力そうです。)、出力は1.6Wとこれまた普通。これでは単に大きなサイズと凝ったデザイン(割と魅力的です)のみのラジオと言う事になってしまいます。
実際にその様で大きなヒットとはならなかったと思いますが、デザインの力でしょうか、この前のビッグ7辺りよりはずっと数が出た様で、中古市場でも時折目にします。
音自体は繊細な良い音質、大音量にも耐えます。感度も3バンド非常に良く安定していてこの点は美点です。
この個体はとても綺麗で動作にも何処にも問題は有りません。音はラウドネスのオンオフで結構印象が異なり、オンでは明瞭で割と反応の良い音ですが、オフにするとピントがボケます。
チューニングは大きなダイヤルノブと見易いスケールのお陰で選局し易く、此れもこのラジオの美点です。アンテナは結構欠品が多いのですが、この個体のものは問題の無いオリジナルです。タイマーのみ動きが渋く動きません。無理に弄ると壊れますのでご注意。
希少価値と状態から高めの価格です。
コレクターの方々へ。電池、ACコード付。商品の情報
カテゴリー | 家電・スマホ・カメラ > オーディオ機器 > ラジオ |
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ブランド | 東芝 |
商品の状態 | 目立った傷や汚れなし |
商品の情報
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