TXが直らないので現状では手元のベストの一台です　ワールドボーイGXO

¥3760

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商品の説明

このモデルもGXと並んで良く出ています。手元の資料を見るとこれで23台目で、42台出たワールドボーイGXの次です。
発売は72年、￥15500でしたが、翌年後期型が出て￥17800迄価格が上がりました。この価格は更に上位と見做されていた2000GXと同じで、スペック上は2台共に同じ様な物で、GXOの方がサイズが小さく、電池が単2x4本、対する2000GXは5本で多分此方のモデルの方が扱いやすかっただろうと思います。但し見た目の立派さでは2000GXに敵わなかったので後期型はそれ程売れなかったでしょう。
構成は高感度の３バンドに10cmのアルニコの強力なスピーカーをつけていて、出力2.6Wは発売当時の３バンドポータブルでは最強でした。更にチューニングメーター、メーターの機能切替、可也本格的なワイヤレス機能、等ギミックも満載です。
当時相当に売れたであろう事は現在流通している中古の数で推測出来ます。もう一つ流通量が多いのは動かない様な深刻なトラブルも少ない事が理由です。
一方、このモデルの欠点は前面に貼られたメータ、スイッチ、ワイヤレスボリュームの3枚のアルミ板が剥がれて無くなりやすい事で、流通しているものの大半がどこか一枚か二枚無くなっています。無くなるとなんと無く見窄らしく見えて、でも捨てるにちゃんと動作しては勿体ないのでオークションに出てくる、そんな流れで中古市場に出て来るものが多い様です。
この個体は正にその典型で、オークションで落札入手時点では前面のパネル(メーター、スイッチ)2枚が無くなっていました。一方で機械的な問題は少なく、バンド切替の不調、ボリューム類のガリ、多少の汚れが有った程度。もちろん整備後には全く問題はありません。欠品していたパネル2枚はプラ板とフォトレタリングで自作。20台以上同じ作業をしているので大分慣れて来て、それなりに綺麗に修理出来ています(というのは我田引水です)。
音は何度か此方に書いている様にTX以外ではワールドボーイ、クーガシリーズの中では最も良い感じです。音に厚みと余裕があり、最近のラジオでは余り無い感じの音です。特に低音が良いかな。
見た目良く、アルミ板以外はオリジナルの状態、動作にも問題は無いので良い状態と言って良いでしょう。お届けして1週間以内の買い手責任では無い不具合には対応します。貴重な単2電池、ACコード付。