銀色と橙色の大きな、イランの飾り銅皿 芯、莟、幾重もの花のモチーフを彫った
商品の説明
イランのテヘランで40年ほど前に手にいれた、銅製の飾り皿です。テヘラン・バザールの一角では、銅細工職人の店が集まり、銅製の深鍋や水ざしなどをカンカンと騒がしい音をたてて作っています。本品は、バザール入り口近くの、立派な造りの有名店で入手しました。
銀メッキされた大きな銅ザラには、中央には周囲に向かって、花芯、莟、そして徐々に大きく開いた花が、皿一面に描かれています。銀メッキの丸い銅板を花芯などのモチーフにそって打ち出し(7枚目)、その後で特殊な鑿で、花芯、莟、そして大きくなった花を彫っています。
彫り込みによって現れた銅地金の橙色、銀メッキ部分の黒がかった銀色、銀メッキ部分の彫り込み溝のきらきら光る銀色、そして大きく開いた花は、黒い色で縁取られ、銅皿に彫られた花芯、莟、大きく開いた花などに深みを与えています。
花芯では、銅の橙が細い線で鮮明に描かれています。続いて莟を思わせる両端の尖った、20のが個施され、次に、少し中央が膨らんだ花が、4段に描かれ、花が徐々に丸みを帯びて開いていくように描かれています。
一番外側では花は約6㌢大となり、どこかザクロの実を思わせます。人のモチーフの連続で外側の縁に刻みを入れ、縁には小さな点が施されています。その内側には銅の橙色に多数の粒が描かれ、さらに内側に細い花びらが丸く並べられています。花の中心はが描かれています。
大きな銅皿の全面に、こうした紋様が中心から、花火のように、あるいは孔雀の羽根が広がるように、銅の板に特殊な鑿などで施され、華やかな紋様を演出しています。イランの銅細工職人の技とペルシャ文化の美しさを再現しています。
なお、本品の花紋部分(徐々に大きくなる、4段の丸い花)の4分の1ほどでは、経年の傷みで白くなっていますので(1、8枚目)、ご了解ください。もちろん、強度その他で問題はございません。
裏側にフックも付けられていますので、壁にかけても鑑賞できますし、また、台に乗せれば、果実などを置くサイド・テーブルとしても使えます。
サイズ直径 約47㌢ 重さ 約1.8kg商品の情報
カテゴリー | その他 > アンティーク/コレクション > 工芸品 |
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商品の状態 | 傷や汚れあり |
商品の情報
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